FSSネタバレ感想 2023年10月号
扉絵「ファティマ・バルタン」
膨大な数の美少女を作ってるのにまだ見たことないタイプの美少女が出てくる永野先生すごい。
インタシティでたくさんの経験を積んだファティマは銘ありファティマにも勝てることが描かれたけど、バルタンもそのタイプなのかな?
強い騎士の銘無しファティマでもう一人真っ先に出てくるのがパルスェットですけど、彼女はヨーンにその経験を積ませてもらえないまま、それでも幸せだって言って死んでいったんだなぁ……ってまた思い出し悲しみしました……
アイシャvsジーク
アイシャってそんなにちゃあのこと知らなかったんだ……
すごく大切に想ってるみたいだからよく知ってるんだと思ってた。
それとも家出して長いからその間にわからなくなったのかな?
アイシャがアマテラスのこと以外でこんなに狼狽えてるの初めて見たし、ジークがあのアイシャ様に対して一枚上手な感じも意外だった。
ジークがますますトリハロン様に見えてくる。
というか64pの大ゴマは完全に永野先生がトリハロン様を意識して描いてるのが伝わってくる。
「お別れを言う時間」って……
AKDに進退願いってあるんだ。
アイシャが思っていたよりずっとヨーンについて責任を感じていて、ちゃあのこともあるけど何だかんだでヨーンがかわいかったのかなと思いました。
最後の2ページ
66p開いた瞬間にチラッと視界に入った、次のページのコマが何のシーンかわかってしまって、その瞬間ちゃあが持ってきたお土産で永野先生が何をしようとしているか気づいた。
動揺で66pが頭に入ってこない。
「I think of you」
このシーン、本当に好きで英語からっきしなのにセリフ覚えてたよ……。
「オレ……その一言で何か…生きていけそうだ…」
ヨーンがなんて言ったかも一言一句覚えてたよ~~!!!!
(三点リーダーの位置は覚えてなかった)
ほんとに……本当にすごい……永野先生すごい。
これプロムナード描いた時点でやること決まってたんですか????
何年前? 単行本巻末には2001年~2003年って書いてある。
20年前から決まってたんですかーーーー!?!?
パルスェットを失ったヨーンが、生きる気力を失ってしまったヨーンが、ちゃあが持ってきた"ダークチェリーパイ"で思い出すのがこのシーンですか……。
今月号の回想にはなかったけど、
「オレ……その一言で何か…生きていけそうだ…」
これこそがヨーンがもう一度立ち上がるため思い出さなきゃならない言葉だよね……!!!!
ちゃあがきっかけになるのはわかってたけどまさかこんな……こんなエモ展開が用意されてるとは……
あんなに好きで何度も何度も読んだプロムナードなのに私にはここでダークチェリーパイを使うなんてこと思いつきませんでした。
やっぱり永野先生は天才だし、エモの神ですね。
そして回想シーン見た瞬間に気づいたんだけどこれ衣装がちゃんとルミナス学園の制服になってるよね……
プロムナードは確かストーリー自体はFSSだけど先生がアメリカンハイスクールをやりたかったからパラレルワールド(騎士科がなかったり桜子の身長が操作されてたり)って設定だったと思うんですけど、ちゃあやヨーンが着てる制服も本来のデザインとは違ったんですよね……
それがちゃんと、ルミナス学園の制服でリメイクされてる~~!!!!
学園物フィルターなしのFSSの世界ではこうだったんだっていうのが、まさか今になって見れるとは思わなくて、興奮しすぎて心拍数爆上がりしました。
I think of you のシーン、FSSの中でもトップレベルに好き……
モーターヘッドで描かれたシーンがGTM以降の回想シーンでゴティックメードとしてリメイクされるのもそうなんだけど、これってFSSじゃないと味わえない感動だと思うんですよね。
だって他に「ストーリーは変わらないけどある時突然デザインや名称が一括変更された」とか「ストーリーは続いてるけど作者が描きたい世界線のパラレルワールドで描いた」とかやってる漫画みたことないもん。
こんなことが許されてるの自分が知る限り(そんなに知らないけど)永野先生だけだし永野先生っていったい何者なんだってずっと思ってる。
来月も楽しみです。